好感度4
カーヴェの分厚い絵日記にリアリティがありすぎる。というか語られる全てにリアルさを感じる。
各キャラクターへのコメントが全部長くて、一人ひとりについて良く考えている彼の性格が見えますね。というか何を話させても長い、おしゃべり大好きなんだろうな。追加された壺会話でも、好きなことになると延々と話してしまうって言ってたのがちょっとかわいかった。んだけど油断するとすぐに暗い話してくるので情緒を保ちにくいです。金がないと尊厳も保てないっていうのが…めちゃくちゃリアルで…お金ってそうなんですよね本当に。辛くなってきた。
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母の再婚が思ったより最近だった。父の死後に心のバランスを失った母を支えて生きてきた分、逆にカーヴェが母という存在をある意味心の拠り所として依存していたせいで「人生が悪くなるきっかけ」の一つになるくらいの孤独感を味あわせたのだろうか。
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「昔のようにアルハイゼンに感謝の言葉も言えないし、思ってても認められない。」
カーヴェがアルハイゼンに「裏切られた」と思うような出来事があったのかなと思った。カーヴェからの好意による何かを踏みにじられたと思うような出来事が…。なんなんだ…。
久々にアルハイゼンのキャラストも一緒に読み直しています。
好感度6
まだ咀嚼が足りてないのだけど、好感度3の時点ですでに「アルハイゼンが、カーヴェの父親が砂漠に行った理由に関する重要な情報」を話したことの意味が深まったと思っていたんだけれど、6まで読んでさらに重要な意味をもつことを知ってしまった私は…。
カーヴェの優しさに潜んでいる罪悪感が彼の父親との出来事から来ているのをアルハイゼンが知っていたかどうかは分からないけど…どちらにせよカーヴェから見れば自分でも背けたいと思っている心の奥底を見抜かれた上に直接言葉でぶつけてきた(元)親友が、数年後にその罪悪感の元を癒やしてくれる(かもしれない)真実を彼に運んできたっていうのは、これは本当にでかいと思って胸がいっぱいになっています。
なんなんだろうなこの二人は…。なんなんでしょうか…
好感度6
あのアルハイゼンが、買い物に来ただけなのに、夜更けまでカーヴェの愚痴を聞いてたっていうのはなんかもう…。多分口を出したらカーヴェも怒るだろうし、黙って聞いていたんだろうと思うと…。あのアルハイゼンが…。
そもそもカーヴェは自分の状況がバレないように同窓生に出くわしても取り繕ってそれが見事に成功してたのが、アルハイゼンには一目で見抜かれたのもどうしようもなくいとおしい。
昔の自分の言葉がカーヴェを傷つけた(そして別れた)自覚はあると思うけど、償おうとかそういうことは思わなさそうだし、ただただ目の前でどん底に落ちてしまっている、自分と同じ、才に恵まれた特別な人間なのに不器用に生きてしまっている友人に手を差し伸べたくなったのだろうな。あとは先輩に対して思っていたこと(理想とか生き方とか)が裏付けされてしまって、今一人にしないほうがいいと判断したとか。いや自分の鏡のような存在だから、知的好奇心を満たすためとか言われればそれでおしまいかもしれないけど、いやでも情があるでしょ、深い情がアルハイゼンには。ストーリーでわざわざ言わないだけで。愛とか情とか、ありますよ(私の目が爛々としている)
それにしてもランバドさんほんといい人。前から思ってたけど、先輩イベストで初めて来たみたいな食事の感想述べてたの何で?
好感度6(すけべshipperその他編)
私の中のすけべなシッパーを発揮すると、後輩は先輩のことがずっと好きだったし、生き方や価値観が融けあわなくとも夜はでろでろに溶けますね…。イベントを経て二人の間の折り合いがつかなかった(アルハイゼンのストーリーに折り合いがつかないままだったって書いてあったのすら今になってさらにぐっと来ている)ものに少し片が付いた後にね…。
先輩に対する好きの感情がいつ劣情を含むようになったかとかも考えるの面白いです。
あと年齢はアラサーがいい。29、30の先輩と2個下の後輩。それなりの歳になってから、破綻していた関係からお互い歩み寄り少しずつ修復する様、ずっと見てたいです。先輩が後輩の愛情を素直に信じて受け取るまであと3年くらいかかって欲しい。