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「銀の匙」はまた別の話で、
たしかにこれは一つの北海道の物語だ、しかもこの「開拓者のスピリット」的なのは道民のメインストリームだ と思うし、その物語やアイデンティティを否定することはできない
(あと、都民であるところのワタクシは、東京でベコ飼えや、を真摯に受け止めなければならない)

だけど「開拓者のスピリット」は自覚されない帝国経験と表裏一体なわけだから、読者は複数の物語を持ってこの漫画を読まなきゃいけないよなーとか思う
しかも今読み返すと、主人公たちが描いた未来は戦争や国内経済政策の失敗で一つも叶わず、なんかすごい申し訳ない気持ちになる

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