シャレアンにいるあいつと話の合う子供なんてクルルお姉ちゃん(※年下)くらいなもんで結局そこでも同性のともだちなんてできなくて
「だーかーらー!あんたの知識は間違ってんの!古すぎんの!お話になんねーの!!アラグ帝国にそんな文化あったなんて文献ひとつも読んだことねーよ!!」
「フッ……まあその歳なら当然のこと。ラァグ・クワーシヒトの『アラグ帝国における呪術崇拝』も読んだことなんてないだろう」
「あんなの文献なんて言わねーし、40年前の本だろ……38年前にウチのじいさんが研究者向けに決定的な証拠になる遺物の展示会して、それっきり否定されてるよ」
「…………その眼……まさか……名前は?」
「………………グ・ラハ・ティア」
「ああ〜!素晴らしいお祖父さまたちから『譲渡』いただいた品だね。さぞ価値のあるアラグの遺産だろうに、キミは展示されなかったのかい?」
「…………………………親父も生まれる前の話だけど?オレは今年15。ここは初等算術もできない研究者もどきの集まりなんだな」
とかなさってて