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京極夏彦の京極堂シリーズで、人は魔が差した時に人を殺す、という発言がある。
人はまともな精神状態では人を殺すなどできず、動機があってもそれを理由には人を殺さないというのだ。
この「魔」を妖怪に例えて、描いたサイコミステリーが京極堂シリーズの真骨頂である。
そして、いくつかの作品の中ではそもそも我々とは価値観や常識の異なる犯人が、正常な精神状態のまま魔も差さずに人を殺す話がある。
正常に人を殺せるような存在は、ある意味本当に妖怪なのかもしれない。

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