復刊した西田太一郎先生の「漢文の語法」が届いた〜!角川ソフィア文庫なので小さくて(ぶあっついけど)安価で(1620円)ありがたい。しかし早速読み始めると、困ったー。豊富な文例がどれも面白くて「この話の前後が読みたい!!」てなって果てしない検索の旅に出てしまうから全然読み進まないw

たとえば孟子からの引用で、
「斉の国の人で、妻と妾をもって同居している人がいた。その夫は外出するたびに必ず酒や肉をたっぷり飲食してから帰ってくる。妻が飲食の相手をたずねると、全部富貴な人である。その妻が妾に告げて言った、『夫はいつも富貴な人と飲食しているというが、世を時めく人がこちらへ訪問してきたことは一度もない。私は夫がどこへいくか、後をつけて探ってみようと思うのです』と。」

…こんなとこでとまってたらさぁ!
そりゃその先が読みたくてしょうがないでしょうがぁ!

そして探しましたw 見つけて読みましたw
……なかなかすごい話だったんです!

長くなってきたのでこの先は別にトートしますw

孟子の話のネタバレ。 

この話の夫の人、実は富貴な人との飲食というのは嘘で、墓場に出かけては祭祀している人のところへ行って残り物を飲み食いしていたのです。
それを見た妻は家に帰り、妾と一緒に嘆いたという話。
しかしそれとは知らない夫はその日もまた家に帰って作り話の自慢をしたという話。

孟子はその話をもって「しかし世の中で栄達を求める人の多くが、この夫のようなものだ」と説いています。

1800年経っても人間相変わらず同じ感じですわ、孟子先生……

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やだー、2300年の間違いだったわ
足し算と引き算できなかった………

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