はじめてチュリンのおうちにお泊まりしたれ〜しお、なりゆきだったのでこだわりの身だしなみ用品はおろか替えの下着すら持っていなくて買ったり借りたりしたんだけど(ちゅりんの持ち物はハイブラで固められてたのであらゆるものの品質は確かだった、たすかった)、朝起きて髭をあたろうとして、洗面所をどれだけ見渡してもカミソリがみつからない
昨夜バスルームを借りた時に見たものはあるけどそれはつまりバスルームで使用するもので顔に使っものではないのだろう
棚や引き出しの奥に仕舞われているのか、毎日使うものなのに?さすがにそこまで漁るのは気が引ける
仕方なくまだ寝てるちゅりんを「すまないが髭剃りを貸してほしい」って起こすと、(ここで相手を起こすこと<身だしなみを整えることになるのがどくたーれいしおという男)ちゅりんはちょっと目をしばたたかせて「あぁそっか、きみは必要なんだね…」て寝ぼけ眼でふにゃふにゃ言う
「どういうことだ」
「ぼく髪の毛と眉毛以外ぜんぶ脱毛してるから髭も生えないんだよね」
「ぜん、ぶ…?」
「だからごめん、毛抜き程度しか持ってないや」
「ぜんぶ……」
「いーじゃん別に、ちょっとジョリジョリするくらい」
「どこもかしこも、なのか……」
「ねぇさっきからなに言ってるの」
みたいな未成立レイチュリ(清い関係)