MarbleRace動画を紹介する前に、基本的な「選手」についても語っておいたほうがいいな。

MarbleRaceだから、基本的に「選手」は現実世界じゃビー玉、物理演算なら円か球体。
ただ、Stick Figure(棒人間)や乗り物なんかもある。
形は様々だけど、条件を揃えるために形や大きさは同じ(例外もあるけど)なので見分けるのは色だ。

なのでここからは色の話を。


色の話の最初に。
MarbleRaceのコメントに「色弱なのでRainbowやMonochromeがあると応援しやすい」というものがあった。

自分の好きなRedも、色弱の人から見ればBrownやGreenとほぼ同じように見えてしまう。
単色のMarbleは沢山の色でレースするほど紛らわしくなるだろう。
RainbowやMonochromeはグラデーションの動きをするので違いがはっきりして見やすいのだと思う。

色の話で「見やすさ」についても語るが色弱や色盲の人については違う話になることを留意したい。


さて、色の種類だがレースの形式によって数が変わってくる。

それなりの数のMarbleがレースする動画では、最初に色とその名前が表示され「どの色が勝つ?」といった意味の文字と共に表示されることも多い。

ただ、その表記は英語なので見慣れない色の名前もいくつかある。

当然分かる色もあるが、ここでは「よく使われる色」から順に挙げてみたいと思う。


まずは2色。

Red。赤。ほぼ全てのレースで見られる色。よく目立つ。ただしレースコースにある「スタート地点に戻る」「触れると脱落」等の罠にも使われる色なのでたまに紛らわしい。

Blue。青。赤と対になって対決型のレースでは「Red vs Blue」がとても多い。こちらもほとんどのレースで出てくる色だが、黒地の背景だとやや見づらいからか、少し白の混ざった青や、後述するCyanに置き換わっている場合もある。

続いて2色。4色のレースだと以下の2色が足されることになる。

Yellow。黄色。よく目立つ色なので多数のMarbleが存在していても非常に存在感がある。

Lime。黄緑色。青の補色が黄色なら、赤の補色で緑が使われるところだがGreenは色が濃く目立ちにくいのでMarbleRaceだとLimeがその位置を占めることがほとんどだ。

続いて4色。これらもかなりのレースで見かける色になる。

Cyan。空色、水色と言うべきか。ただし、色が増えるとSkyやIceといった色も出てくるので日本語で表記するのが難しい。
Blueの代わりとして「Blue」表記でこの色が使われるレースもある。稀ではあるが。

Magenta。紫がかった濃いピンク。こちらもRedの代わりに使われている場合があるが、Redとは呼ばれないし、BlueとCyanの置き換わり以上に稀だ。

Orange。オレンジ色。こちらはYellowと置き換わって…いるのは見たことがない。Red、Yellowと共に「暖色」としてチーム戦を戦う場合もある。

フォロー

Purple。紫。この色は動画によって少し色が変わる場合がある。特に紫系統(後述するvioletやlavender)は色が定まっていない。
今回色コードを見たが、その中でも定まっていなかったので制作者によって色が変わるのだろう。

次は特殊な2色。

まずはRainbow。虹色。色としては図の通りだけど、実際は色が移り変わる動きのあるMarbleとして表現される。「ゲーミングマーブル」と言えば想像がつきやすいだろうか?

Monochrome。モノクロ。
こちらも実際は白から黒へ色が移り変わる動きのあるMarbleだ。
これら2色は他の色と違う形でよく目立つ。

残りは14色。これらの色の他にも様々な色がレースには出てくる(特にMarbleの数が多くなると)が、この辺りまでが比較的よく見る色なので触れておきたい。

Black。黒。基本的な色でありながらなかなか使われないのは動画の背景を黒っぽくする制作者が多いからかもしれない。実際黒がかっているほうが他の色は見やすい。何も工夫がないとMarbleに軌跡(跳ねたとき尾を引く)があってもどこにいるか分かりにくいので白の縁取りをしてくれる制作者もいる。

White。白。こちらはBlackと違ってよく目立つ。ただレースには大抵Blackと一緒でないと出てこない。

Brown。茶色。近似色のオレンジとの差異がはっきりしているからか、少なめの色数のレースでも登場することが多い。

Gray。灰色。WhiteやBlackが出てくるレースだと大抵Grayもいる。
Blackほど見えなくなる訳では無いが背景色とやや同化しやすく見えづらい局面があったりする。

Green。緑。Limeから遠く離れてしまった。見ての通りLimeより暗めの色なのでLimeほど使われない。ただ稀にではあるがやや明るめになってLimeと置き換わっていることがある。

Maroon。栗色、という意味ではあるが日本の栗色とは違って暗赤色のこと。マルーン、とそのまま呼ばれていたりするようだ。
この辺りからは色の意味をよく知らなくて検索したりしたが、Maroonを検索したら電車が出てきた。どうやら阪急電車がこの色で車体を統一しているようだ。MarbleRaceとは全く関係ないがMaroonは応援している色なので少し親近感を覚えた。

Navy。濃紺。こちらは分かりやすい色。自分はこの色がかなり好きなのだが、MarbleRaceのときだけは別。BlueとNavyは勝手にライバル視している。そうやって見ていると強い気がするから困る。

Olive。オリーブ色。オリーブの葉の色のようだ。もう少し緑のような気がするのだが…。
黄色に黒を足して作る色のようなので、Yellowの同系色とも言えるがあまりそういう見え方はしない。

Violet。すみれ色。この色は本当にぶれ幅が大きい。今提示している色はVioletで出てきた色コードではないが、MarbleRaceではこういう色のことが多いので表示した。
濃くなるとPurpleと混同されるし、薄いとLavenderに近くなるので、制作者ごとに調整しているのだと思う。実際レースを見ていてもこの3色、特にPurpleとVioletは見間違いしやすい。

Lavender。薄紫色。Violetのところで触れたように、この色も今表示している色でない場合が多い。
ただ、色味はともかく彩度が低めなことは同じなのでPurple、Violetより見分けがつく。

Mint。ミントグリーン、明るい緑色。ほとんどはこの色だが、たまにより彩度が高くなってLimeと見分けがつきにくくなっているときがある。Limeはやや黄色がかっているのでそれで見分けをつける。

Teal。青緑。意味は小鴨で小鴨の頭や羽の一部にある緑がかった青色を指す。日本でも小鴨色という色は一緒だと思う。
この色を調べたときに小鴨の動画を見てしまったせいで、その後のレースでこの色が勝ち進んでいるとコガモが一生懸命前に進もうとする姿が頭をちらつくようになってしまった。

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