『真田の具足師』読みおわった🔥
武川さんの書く物語に通底する、道から外れ(ざるをえなかった)者たちの抗いが今作でもばちばちと火花を散らしており、鋭く豊かな文章にぐさぐさと貫かれ、おもしろかった〜!!!職人たちのプロフェッショナルな仕事や潜入の緊迫感はもちろん、不死身の具足の謎やラストにもつながる真田にまつわる超自然的なものの謎はミステリのようでもあり、一冊で何度もおいしい…!
「天下太平」という理想にまとわりついた血と脂と糞尿、その下で蠢く数え切れない兵たち、滅びに美学なんてあるのかとあってたまるかという熾烈な大阪の陣、たまらないね……五人衆と淀どのもっと見たい……
ようやく『真田の具足師』読み始めてるんですけど、一章の導入からもう最高の気配が…