遅くなりましたがCOMITIA148で購入した作品の感想を少しずつ投稿していきたいと思います(サークル名敬称略で失礼いたします🙇🏻‍♀️)

『大和猿楽余滴』(万秋庵)
角度によって浮かび上がるニスの文章の装丁が格好良い。登場人物達が当然のようにに神と仏を混合した語りと論を展開していく図が現代の感覚からすると異質で面白く感じました。
屈託のない金春と引いた目線の一休の対比も良かったです(あと太子が言及されている部分にニヤリとしました)

大和猿楽余滴 | 万秋庵のブース
banshu.booth.pm/items/5619049

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『人文系一般人の日常』(山住工房)
大学図書館、博物館の業務を職員の視点から描いたエッセイ風創作漫画。我々が享受しているオープンデータベースがどのように構成されていくのか語られていて内部の方のお仕事に頭が下がります…
大学施設内の諸館の仕事内容、意義、あるあるネタなど淡々とした筆致でしっかり描かれていて読み応えがありました。

人文系一般人の日常 | 山住ヨムのBooth
yamasumi-studio.booth.pm/items

『With Love To All 20th Century Artists - Japanese Artists in Meiji / Taisho Periods 』(PONTIAC 1975)
今回は馴染みのある近代日本美術内の混乱と軋轢をロシア人作家V.ブブノワの視点も交えて描かれ、権威からの反抗と表現の目指す所について考えさせられました。
ところで黒田清輝の影響って形骸化しながらも図画工作教育面でまだ強い影響力を持っているよなぁと遥か昔を思い出しながら感じました。

With Love To All 20th Century Artists - Japanese Artists in Meiji / Taisho Periods | mikan / PONTIAC 1975
dynmtpssycts.booth.pm/items/57

『フランスふらふら一人旅2023パリ編』(染色)
コロナ後のフランス旅行について以前との違いも描きながらも新鮮な旅行体験をされている様子が良いなと思いました。カルナヴァレ美術館と郵政博物館はマストで行きたい…あと推しが存在した空間でアクスタ写メは私も達成したい…(なお当の本人はフランスにいない模様)

【最新刊】フランスふらふら一人旅 2023パリ編 | 染色
nsur.booth.pm/items/5778149

『旅ノートのススメ』『旅のスケッチ帳』(染色)
最近アナログで描く事が全然できなくなっているとぼやいていた奴ですが、この二冊を見ると道具を揃えて外へスケッチやアナログ記録制作も良いなぁ…という気持ちになります。『スケッチ帳』の方はスケッチブック風の装丁も素敵。そしてトリケラトプス好きとしては頭骨スケッチが掲載されていたのも嬉しいポイント。

旅ノートのススメ | 染色
nsur.booth.pm/items/4731468

旅のスケッチ帳 2024.02. France Paris | 染色
nsur.booth.pm/items/5520171

『それがキャンピングカー!』(オペレーション・ボックス)
キャンピングカーは憧れるけども全く未知の世界すぎて知らない事だらけでした。そもそも完品を販売しているわけじゃないとか初めて知りました…キャンピングカーショーの賑やかな雰囲気も感じられて楽しい作品でした。

melonbooks.co.jp/detail/detail

ecs.toranoana.jp/tora/ec/item/

『続測量事始 測量階梯』(ムジ研究室)
レオナルドの『ウィトルウィウス的人体図』にも千手観音的な立像のようにも感じられる伊能忠敬の表紙がお洒落で素敵。
まず無知でアレなのですが伊能忠敬の伊能図の制作に間宮林蔵が関わっていた事を知りませんでした…忠敬、林蔵、高橋景保の三人のわちゃわちゃする図が可愛らしく、測量方法や幕府内での所轄等詳しく説明されていて読み応えがありました。

【紙媒体】測量階梯 | ムジ研の派出所
northsea.booth.pm/items/577887

『先哲よもやま遺事』(ムジ研究室)
儒者の皆さんがわちゃわちゃしていて可愛い(二度目)赤穂事件に関して儒者の間で大きな論争となっていたのが意外でした(どうしても歌舞伎等の忠臣蔵のイメージが強いので…)儒者に全く詳しくない身でも楽しくそれで要点を押さえて描かれているのが凄いと思います。炎上系太宰春台が好きでした。

【PDF頒布】先哲よもやま遺事 | ムジ研の派出所
northsea.booth.pm/items/580338

『ぽーたらか』(さいおうが馬)
ポップなキャラと装丁の表紙を捲ると菩薩の成立からそれぞれの菩薩の紹介が非常に詳細に解説されていて驚きました。各菩薩のデザインも信仰の性格を追いつつデフォルメされているのが良かったです。代表的な作例のリストがあるのもうれしい。また、あとがきの内容に対象への真摯さを感じられました。

ぽーたらか | さいおうが馬
sai-yasai.booth.pm/items/57642

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