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本日は熊本市主催の講演会でした。月末平日にどれだけの人が来るのかと思っていたけど、50名以上の方に来場していただき嬉しい驚きでした。拙い僕の話ですが、パートナーとふたり、いま伝えられることはしっかりお話できたと思います。少しでも、未来の希望に繋がれば幸いです。休日にもかかわらず参加してくださった過去に取材してくださった報道の方々、以前学校関連の講話でお世話になった行政関係者、友人の母、馴染みのお店の常連さん、パートナーの大学時代の友人。改めて、多くの人々と関わってきたのだなと過去に思いを馳せる時間にもなりました。パートナーの友人はいつの間にか連絡先が不明となり何年も会っておらず、3年前に僕らが 訴訟の原告となった新聞を見て、「自分たちの権利のために戦うのだな」と泣いてくれていたそう。知らぬところでも思いを寄せてくれている人がいることを知り、希望をもらいました。
今日の講演会についての記事が出ていたので、お時間あればご覧ください。

「普通を疑って」 熊本のカップル、多様性への理解求め講演 / 毎日新聞
mainichi.jp/articles/20230130/

権利フォビアの強い日本で社会に対して声を上げる時、あまり不安を表に出すのも個人的に良いことばかりではないと思っている。僕が対外的にどのように見られているか分からないけど、正直、何度やっても知らない人の前に立って喋ることはいつも恐怖感も抱えてやっている。いつもは学校や特定の組織相手の講話が多いので聴講者の素性もある程度担保されているが、今日の市の講演会は広く開かれたもので、当日までどんな人が会場に来るか分からず、しばらく不安で胃が痛い日々が続いた。職場で冗談ぽく「休み明け出勤しなかったらやられたと思って」などと冗談ぽく話をして気を紛らわしていたが、本当にあり得ない話ではないと考えていた。おかしなことを喋っているつもりはないが、LGBTQ+に関しては様々な視点で反発を持つ人がいることでもあるので。結果的には何事もなく無事に終えることができたので良かった。そんな不安を抱えていた講演後「~の母です」と声をかけてくれた友人の母がいた。しばらく精神的に負荷がかかっていたので、見知った人たちも会場に来てくれていたのだと分かっただけで、安堵感が凄く泣きそうになった。直接声を上げなくとも、そのようなことも支援のひとつであることを知る人が増えてくれたらいいな。日々気落ちする報道も多いけど、希望を捨てずに生きようね。

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