曽根天満宮の秋祭り、他の播州の祭り同様に屋台(ヤッサ)の練り合わせも見ものなのですが肝心なのは「一ツ物」。稚児に選定された4~5歳の4人が地に足を付けぬ生活をして「神が憑依」したもので、この4人の発する言葉を神意として聴き取るというのが最大の神事。
各地区から地に足を付けず(宵宮は若衆の肩車、本宮は馬に乗って)神社までやって来た一ツ物は、本殿前の竹割で最後の道を清めて本殿へと上がり、4人の稚児が発する「神の言葉」をしかと聴き取る行事(これも子ども)とともに神事を行う。これが、曽根天満宮の秋季例大祭の核心かなと。
播州の秋祭りと言えば!な屋台(ヤッサ)の練り合わせ。1基2トン近くあるのを担ぎ上げ、ゆすり、斜めに倒して威勢を競い合います。播州の屋台は神輿と違って神は乗っておらず「祭りを盛り上げる」ためだけの存在。曽根天満宮の屋台は布団屋根の鮮やかな色と電飾が合わさって夜が際立って綺麗なのです。