個人的にオッペンハイマーと比較してしまった作品として『ディア・ハンター』(1978)がある。
あれも日本でイメージされるような戦争映画ではなく、平凡な日常を送る若者たちがベトナム戦争に行って帰ってくる友情がテーマの映画だけれども、生々しく鬼気迫る痛苦があり、オッペンハイマーのようにあれこれ考えながら見る余裕のある作品ではない。
家で視聴していて、何度もリタイアしようか悩みながらなんとか最後まで見きった。二度と見たくないけれども、名刺代わりの映画10選には必ず入れている。長さは3時間3分。もし未視聴だったら是非見てほしい名作……