話題にちょっと言及しておくと
子供向けコンテンツ観てから大人になるまでに
べつにフィクションと現実の区別問題以前に
例えばコロンブスじゃない例を挙げれば
オーストラリアの固有種とか、マダガスカルのドードー鳥とかが
渡来した外国の者たちに絶滅させられた話とかは
普通に習うので
美化されたまま大人になる人は子供向けコンテンツだけのせいかなあ……とも思う

もちろん子供向けコンテンツも原因のひとつかも知れないけど
授業真面目に聞いてなかったとか
なんか考え方が偏っててｱｰｱｰｷｺｴﾅｰｲしちゃったとか
いろいろな原因が考えられるので
子供向けコンテンツへの働きかけだけじゃなく
多方面から考えないと解決はしないとは思った

未開の地を拓いた、とかいう表現で語られる「美談」と
いくら美談で飾っても蹂躙し奴隷を売ってたのは事実なので……という
冷静な目線と……まあ大人なら後者は認識できた方がいいと思いますけどね

話題のもの観る前に閉じられてしまったので
具体的な言及は控えるけれども
キャンセルカルチャーがどうのこうのって話と
そもそもその「カルチャー」が歴史をキャンセルしちゃってる話が
ぶつかっちゃうとなかなかやっかいですよな

学校で習った話を
更にアップデートしていってないと
なかなか正しい判断はできないので
難しいですよね

私もアメリカ大陸発見のアップデート、さっきです。

逆説的だけど、暴力表現を「暴力表現だから十把一からげに規制」とやってはいけない理由もここにあって
ゾーニングし、注意書きを入れても存在させなければいけない表現というのが確かにあるのよね
「これはだめなものです」という伝達。

もちろんその「だめと伝達する表現」がなくても、影響力の強いクリエイターはある程度、発表するものへの造詣が深くないといけないんだけど（プロならば）
暴力を取り払ったわくわく大冒険！だけしか通って来なかった、という状態でなければ避けられたかもね。