わたしも暴力的なコンテンツを好むので、その、自分が免罪されるとは思ってないんですよ。
荒川弘がハガレンの時に戦争体験を取材したら、ご高齢の方が「戦争映画とかは見ないね・・・」って言ってたっていうのがあって、
そりゃそうですよね。
なんつーのかな、エンタメを楽しむのってそもそも罪深いんだと思うんです。誰かを傷つけない、毒のないコンテンツなんて存在しないと思うんですよ。どんな物語だって、人の感情を圧縮して編集しちゃうんだから暴力的だと思います。
赦しを乞いながら見るものじゃないでしょうか。
それを、「面白ければいいんだ」と勝手に許されてしまうのは傲慢なんじゃないかなと。
人を傷つけたくなければ、消費コンテンツを全く見ないのが正解だと思います。
でも、そうはなってないですよね、物語は面白い、わたしには面白くて、必要です。
だからせめて最大限の配慮、どうしても踏み込むならゾーニング、
それで社会と折り合いつけてくもんじゃないですかね、っていうのは、今思ってることです。