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【読切】まずみずから/熱焼江うお

河田はいつも苛立っている。音、音、そしていずれ視えるようになった「覆い被さっているなにか」。小さい魂の救済のある日の話。

しんどいテーマなのに、うっすら笑えて痛快で、少し不気味で救われる。

すごく魅力的だな(※ただしバイオレンススキーに限る)

マンガ表現的な話だと、河田がジャンプする動きとおばあちゃんが倒れるところ、水の勢いのコマ遮断、すごくドラマティックだなと思う。

クセのある作品なんで広く勧めるもんじゃないけど、わたしは気に入ったなあ。

執拗に音にまとわりつかれるしんどさ。おれは分かんないけど、そういう辛さのある人はいるだろうな、というのを思う

バイオレンス漫画スキーとしてはいいマンガだなあ!と思うけど、福祉の目から見ると「こういう人は自分を責めることなく救われて欲しいな」という気もする。

というより、この漫画で救われる人は福祉の方に来なくていい。この漫画みたいにはできないんだ、という人のために福祉がある。

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