そもそも戦後日本商業漫画の祖とされる手塚治虫も、反戦や人種差別については強く訴え続けたものの、女性の問題となるとてんでダメでした(ダメ)。
でもこの辺は多様性という武器があって、手塚センセーがダメなら他の作家がやればいいし、また手塚治虫の時代には想定できなかった事態も生まれている(まさかシオニズムがこれほどの牙を向くとは、『アドルフに告ぐ』を描いていた時は想定していなかったでしょう)ので、やはり今現在生きているクリエイターが、消費者ニーズと両輪で文化リテラシーを築いていくというのが正しいと思います。エンジョイ漫画。