わたしはマンガ読みなので、大衆アートの即脳に来るアプローチ(暴力とかエロとか)や消費に特化したキュレーションとかを愛してるけどさ、
日本の一番の芸術の学び舎でしょう?
サイトを見てみても歴史的な批判もジェンダーの視点も「作られた遊女表象」の批判もなく、マジのマジで「一生懸命ゆかりの品を集めてきたよ!楽しんでねー!」みたいなノリで遊女がキラキラデコレーションされていて
そこに批評がないなら、そんなもん民間企業とかにやらせればいいんじゃないですか。
「名品の数々で体感する吉原ワールド」って、梅毒でも体験させてくれんの?借金取りに棒でぶっ叩かれたりすんのかな。
この能天気さは誘い水なだけであって、入ってみたら吐き気を催す搾取や通う側にだけ都合のいい証拠を揃えて「のうのうと鼻の下伸ばしてやってきた物見遊山な客にメンタル冷や水を浴びせる」みたいなキュレーションなんでしょうか。そーゆー体験型アートなんでしょうか
ただ集めましたってんなら、経済力で財団とかにかなうわけないのよ。大学がやる意味があるとするなら、その学と視点で新たな一面を加えることだと思いますが、はて。
3月公開、ぜひぜひ春の上野に搾取&抑圧の徒花を咲かせてほしい。
「食事が満足にもらえないので焼き芋を自分で買って飢えを凌いでいる」「苛烈な暴力(仕置き)を受けている」(p150)「遊女の身体そのものが土地や建物と同様に担保商品として扱われており」(P139)
キレイkawaiiで終わらすのは無理だぜ!
https://www.shueisha-int.co.jp/publish/性差(ジェンダー)の日本史