この監督らしさも実験的な要素もクラシカルなファムファタール感もあって、好きな作品!!
やっぱり映画館で観たかったー!
『乾き』も大好きなので、2人の関係性が少し似てて多少展開は予想できても、やっぱり引き込まれる。
刑事に「貴方の未解決事件になりたい」は重すぎて不器用すぎて、きたきたーパク・チャヌク監督!って感じでした。
好きになってはいけない相手を好きになって、お互いが静かに崩壊していく道行の”湿度”がとにかく良かったなー。俳優さんの演技が上手いことよ。
刑事さん、愛した相手でも犯罪行為自体を正当化せず・・悪のままの相手を直視して愛する、この強さがこの人の善良さを支えてるんだろうな。
「品がある理由は誇りがあるからだ」って台詞、日本のドラマには絶対出てこなそうで社会的・文化的背景も興味深い・・韓国の子に訊いてみたい。
目薬とか霧とか、色んなメタファーの使い方も興味深い。死者の目からのアングルもすごく効果的だった。
お得意の過激描写なくても、パク・チャヌク節絶好調って感じで、良かったです。
脚本も発売されてるけど、韓国語のみなので読めなくてほんと残念。