素晴らしい文章で、今年の私のベストの一冊だった。
東日本大震災、日本の衰退と民主主義の腐敗、コロナ、戦争・・カタストロフを生きる感覚が著者の主観を通して、不安な時代をもがく現代人の共感として染み入るような一冊。
日本語も良いんだけど、きっとフランス語の文章も素晴らしいんだろうな、と。
掬い上げた手から砂が流れ落ちるように語学を忘れてしまうタイプなので来世に期待だけど、ほんとこの本を仏原文で読める人が羨ましい。
あ、いや、ちゃんと語学力をキープしてる人は砂が流れ落ちないように日々努力してるって知ってる!!努力が足りないだけですね!