『サロメの断頭台』読み終わり
事件も複数・犯人も複数・動機も複数(色んな意味で
各ダニットが複雑に入り組んでいて読んでいて
「(犯人と)探偵(役)の目的は何だったのか」と煙に巻かれる
元となった秘匿された事件は本当に胸糞悪い
最後に鉄槌を下された奴等の小物感も胸糞悪い
この「断罪されて当然」感を持たされる為にここまで読んできたのかと思えるほどにはイヤミス
大正時代に設定したのは携帯電話やネットで直ぐ連絡が取れ飛行機や新幹線でとんぼ返りできる現代では成り立たない部分もあった(手紙や電報等)のだろうけど蓮野が超絶美形な理由(ラスト)がイマイチだったかな(大体そんなに目立つ容姿で泥棒稼業が成り立つのかい