『作家小説』有栖川有栖(電書
今日ご用事で外出した先々で1編ずつ進めて読み終わり
ミステリではないと勝手に思い込んで読んでなかったのだけどもっと早く読めばよかった我のアホ
やはりアリス氏の文章は好きだなぁ
『本書に収めた作品は、ミステリーでもホラーでも冒険小説でもなく、SFでもファンタジーでも漫才でもない』
とあとがきに書かれているが返せば全てミステリーでありホラーであり冒険小説でありSFでありファンタジーでもあるという事
個人的お気に入りは『殺しにくるもの』と『夢物語』の2編
特に夢物語の美しさは格別でラストを飾るに相応しい【お話】だった
最後に彼が妻へ打ち明けた身の上話こそが「彼の【本当の物語】」となる最後のシーンが素晴らしかった