フォロー

『武家屋敷の殺人』読終 

文庫を探したけど絶版らしく図書館で借りたら噂の「わし」「~っす」なノベルズ版でそこばかり気になって筋がなかなか頭に入ってこなくて困った
*巷でも不評なこの部分は文庫版で訂正

『やりすぎコージー』異名の通り詰め込み過ぎでえらいことに
多重推理で幾つもの謎解き更にシン・真相というまさに盛り過ぎの作り
個人的には江戸時代の話の謎解きがおもしろかった
しかし兄ちゃんに気付かない妹よ
離れ住まいで馴染みが浅いからとも思ったが途中で気付きかけたのに(岸積と兄の類似点あたり)そこで思考停止なのが惜しい
探偵役はアレな一人称と語尾だけど人情派の川路と無愛想で得体の知れない邦彦のダブル探偵コンビ(not探偵と助手
邦彦の排他的な性格のせいかちぐはぐな感じがした
断片的な挿話は彼の過去だから瑞穂と自分を重ねていたのでは(「女」呼ばわりしてた彼女への認識をラストで改めたし

才藤の正体
実は冒頭の【登場人物紹介】を見直すととても違和感のある説明が付いていて本編を読んでいて「チャラついたキャラと合致しない…?」となるように出来てて上手い

やりすぎのおかげで最後まで目が離せない展開に満足した(遺体移動トリックとか3回くらい読み直したけど
複雑怪奇な話に頭を悩ませるにはおすすめ

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。