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新原浩朗『組織の経済学のフロンティアと日本の企業組織』

経産省の現役官僚が書いた本。著者名で調べるとあれやこれやの話が出てきて、やたら研究者の所属を書くとか、ノーベル経済学賞受賞者との会話を挟むとか、たしかに自己顕示欲が高そうとは思うものの、それこそが通産官僚っぽさなのでしょうか。

中身は類書がなく素晴らしい。ただモデルが重いのでさらっと目を通してあとは必要なときに辞書的に使うのがよさそう。

現実の企業を分析したB章は、最初のシャープの液晶テレビの分析が鮮やかすぎて、他がちょっと色褪せているような。経済学を持ち出さなくても説明できるのでは? というツッコミが有り得そう。


bookplus.nikkei.com/atcl/catal

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