大阪の人で事あるごとに阪神・淡路大震災の時の自分の話をする人がいて、その人は東日本大震災のあとに「大変だったのはわかるけど、それによって明らかに阪神・淡路大震災の価値が低くなると思うとあれは余計な震災だと思う」的なことを言っていたらしく、その人から阪神・淡路大震災の話が出たらなるべく傾聴に徹しようと思って実際そうしてきた人がブチ切れた事件というものがあり、大阪のその人今地方駅弁大で准教授やってますがそんな人に教えられる学生が本当に、本当に心の底から可哀想だと思う 大阪で震災に遭ってその後東京にずっといた人で、東京の人は大抵阪神・淡路大震災の話をするとなんか黙るから、あと「自分もその時関西にいて」っていう人はみんな仲間だから、みたいな感じで気分良くなってたっぽかったんですけど、なんかその「阪神・淡路大震災の話さえすれば東京もんに勝てる」みたいなスピリットの歪み方のまま東京をやってきたのかと思うと なおその人がいる地方は地震とわりと縁遠い県なのでまたそこでもあれをやってるんじゃないかと思うとぐったりする してない筈ないと思うしなんなら東日本大震災の話も「あの時は大変だったなー」ってしてると思う 東京もほら。一応。東日本だから。影響ゼロじゃないから。その時いたから。嘘ではないから。だからってダメだと思うけど。