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退院の日、梅子さんに謝る花岡。帝大へ行けなかったコンプレックス・他の男子達の真似事で女性を傷付けたこと・親の期待であんな酷いこと、と言った花岡に梅子さんは『人にはいろんな顔がある』『本当の自分なんてものはない』『自分があるなら大切にして』と諭す。梅子さんの言葉が真理。

寅子の怒りは今まで飛びかかったりしたこともあったが、今回の詰めよりは不味い。拳を出さずに直道の『思っていることは口に出した方がいい…いい…(エコー)』をしないと花岡のように知識のある人を怒らせると不味いことになる。

轟は花岡と同郷・同じ下宿先だと判明。同じ志だったのに都会に染まり女子部の皆を蔑むような思考になる仲間を許せなかった。また、女子部の皆の性格を知れば知るほど性別で区別することが恥ずかしくなった。だから『漢』という言い方をしたんだろうなー 

轟の誠実な態度は唯一この本科編での清涼剤。花岡が落ちたときも『この程度で』とも言えるし、花岡たちの女性の悪口に一人だけ『撤回しろ』と言えるのは格好いいぞ。 

花岡の好感度が下がりに下がった中で唯一気になるのは梅子夫の人を蔑む発言に顔をしかめていた所。フラットな目で見ることは出来るのに父だけの家庭で後天的にああゆう男性優位思考になったとしたら、間に合うのか? 

病院に運ばれた花岡。病院の待合室で梅子さんが自分のことを話し出す。姑に子を取られ、長男が夫のようになるところを歯がゆく思っていたんだろう。『長男次男はもう間に合わないかもしれないけど』と言う言葉から母を気遣える三男・この勉学が希望なんだ。梅子さん幸せになってほしい。 

ハイキング、小橋の梅子さん家族の余計な一言を許せなかった寅子に花岡が『特別扱いしてるじゃないか』と言い放つ。化けの皮がみんなの前でバレ、寅子と取っ組み合いの喧嘩に…と思ったら崖から落ちた。 

轟の『撤回しろ』と男子達に言ったときすっきりした。男子達の妬みや嫉みを吹き飛ばした印象。女子部の皆が入りやすくさせたようにも見えたな…まぁ梅子さんの次男がいたから将来有望な子供にそんな話聞かせるな、という釘刺しにも見えたかな… 

ハイキング当日。崔の『入りにくくて』という言葉に合わせ隠れると花岡の本性が…モテる花岡をうらやましがる取り巻き(小橋がいるのが変われないな)・花岡の『女は優しくするとすぐつけあがる、弁えさせないと』と言う言葉・昨日の花岡の女の子を袖にする姿といい、タチが悪すぎる。 

梅子さんの口直しに!と連れていった和菓子屋で長男と再会。長男は帝大生、それを見つめる男子陣に寅子は男子の学歴コンプレックスを知る。学歴と男子達のコンプレックスを刺激しつつ、男子は直接文句を言うタイプよりも陰口を言うタイプの方がタチが悪いことを描きそう。 

穂高先生の代行できた梅子の夫。彼は妻を下げて周りを褒める男だった…それを見守る穂高先生は『それでも法曹界へ飛び込みますか?』といいたげに見える。まさに獅子は我が子を谷から突き落とす教え。 

完走。高校時代の親友の真和・雄馬・多聞が出会った女性たちと恋をゆっくりとする物語。20代のような恋愛ものに近いが、長年付き合っていた恋人を引きずる真和のようなタイプがいてちょっと生々しい。昨今捻らないと…というラブストーリーが多い中こういう直球なの、いい。 

梅子さんの旦那が穂高先生の替わりに登場。これも嵐の予感。(梅子さんには幸せになってもらいたいのよ)

一方、猪爪家は直道夫妻が別居・優三が三度目の司法試験失敗・不穏な父の動きと伏線を立ててくる。これは寅子のピンチの予感。 

ついに本科の男子たちと同クラスになった寅子たち。友好的に接してくる花岡に信頼を寄せそうになる姿(よね以外)に心配になりつつも、轟のように家長制度に縛られる男もいる。轟は体力面のことで女性を下に見ているが恐らく分かり合えそう。分かり合えないのは花岡のように外面がいいひと。 

真実を知った赤峰は過去の事件を引きずって生きている。明墨は時々違法すれすれのことはするが根本は被告の人権(大切な人を守るための殺人で殺人犯というレッテルを貼られた被告を守る)のため。恐らく被告を守るという根本は同じ。白か黒か染まるのか拒絶するのか気になる引き。 

明墨の本来の姿が見えないため検事や証人に寄って話す姿がまさしく悪魔のよう。ぜひリーガルハイとの古御門とバトルしてほしい。 

有罪率99.9パーセントのうちの0.1の真実を探る某日曜劇場もあったが、このドラマはその99.9が作られてしまう検察組織の腐敗を書くつもりなんだろうか…。姫野検事の追い詰められた表情・ボス伊達原の飄々とした中の『(明墨に対して)ちょっと五月蝿いよね』はぞっとする。 

新人の赤峰が緋山に語りかけるときに緋山が一瞬自白しようとしたが、明墨はそこも織り込み済みだったんだろうと思う。むしろ赤峰の真っ直ぐなところは買っているからこそ、わざと緋山の証拠隠滅を見させた。緋山の悲しげな顔が辛い。 

episode2『拒絶』。緋山の証拠を崩すことと判決をメインに進む。物的証拠を持ち出す検察と鑑定担当の癒着・稚拙さがわかりそこを明墨に突かれた印象。鑑定担当のいる大学潜入や教授たちの関係性に目を付け、崩す展開に鳥肌が立つ。 

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