【空母かが】海上自衛隊の護衛艦「かが」の改修工事が終わり「空母化」されたと言われています。
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この「かが」という艦名は私には不吉なものと感じられます。
日本の軍船が「かが」と命名されるのは現行艦が二代目。
初代は大日本帝国海軍の空母「加賀(かが)」でした。
「加賀」は昭和17年(1942)6月のミッドウェー海戦で米軍により撃沈された4隻の空母(赤城・加賀・蒼龍・飛龍)のうちの一隻でした。
ミッドウェイで──日米両軍を通じて──最も多く戦死したのは加賀の乗員でした。
じつに800名以上とされています。
1941年12月8日〜1945年8月15日のアジア・太平洋戦争(大東亜戦争)において、日本は開戦後半年ばかりは破竹の快進撃を続けたと言われます。
けれどもミッドウェー海戦で大惨敗を喫する。
その後は急坂を下るように敗戦への道を辿りました。
ミッドウェー海戦は大日本帝国の point of no return (回帰不能点)でした。
初代「加賀」は戦艦として建造された後、空母に改装されたという履歴を持っています。
そして現代の護衛艦「かが」は、海上自衛隊史上最大の艦艇として建造され、後に空母に改装されました。
初代「加賀」は米軍機により撃沈され、二代目「かが」はアメリカ製の最新鋭ステルス戦闘機「F-35」戦闘機が発着艦するのだそうです。
以上の成り行きに私は「嫌な感じ」を覚えます。
そして今後それほど遠くない将来に「やまと」という護衛艦が建造されることになるのかもしれない?
ということも思います。