「本当の境界線はイスラエルとパレスチナの間にあるのではない」
スラヴォイ・ジジェク|リュブリャナ大学(スロベニア)、慶煕大学ES教授|ハンギョレ
《 ハマスとイスラエルの強硬派はコインの裏表だ。私たちは、境界線をハマスとイスラエルの強硬派の間に引くのではなく、二つの極端な勢力と平和な共存の可能性を信じる人たちの間に引かなければならない。私たちは、二つの極端な勢力と交渉してはならず、代わりに反ユダヤ主義と戦い、同時にパレスチナの権利のために闘争しなければならない。
理想的な話に聞こえるかもしれないが、二つの闘争は同じ闘争だ。私たちは、イスラエルが自らをテロから守る権利を無条件に支持すると同時に、イスラエル占領地に住むパレスチナ人が直面する絶望的な状況に無条件に共感しなければならない。二つの立場に「矛盾」があると考えるのであれば、まさにその考えが、問題解決を事実上妨げることになるだろう。》
https://japan.hani.co.kr/arti/opinion/48158.html
「国際政治学者」などと呼ばれる曲学阿世の者らは、スラヴォイ・ジジェクに対しても「どっちもどっち論」と言えるのだろうか?