【原発推進と防衛力増強】という連立方程式にはおそらく解がない。
これらを両立させようとするなら、恐ろしく高くつく上に、リスクは払拭できないだろう。
たとえば、少人数のテロリストが自動小銃・携帯型ロケットランチャー・高性能爆薬などの通常兵器（安価かつ世界中に大量に出回っている）で日本の原発に対して自殺攻撃（suicide attack）を仕掛けてきたら？
これを防ぐことはきわめて困難だろう。
もし「そんなことはありえない」とリスクから目を背けるのであれば防衛力増強もへったくれもない。
リスクにきっちり対処するなら費用は天井知らずで、電気代もどんどこ上がる。
いずれにせよ、亡国の道を突っ走っているとしか思えない。
テロリストや外国軍隊特殊部隊による原発攻撃に関しては「トマホーク500発」など何の役にもたたないことは言うまでもない。