美術展「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」(@国立新美術館)も行ったのだ。1番好きだったのはゲルハルト・リヒターの作品。先にソール・ライター(写真家)の方の美術展を見ていたから、この作品の雨に濡れた地面のような絵にグッときてしまった。近くで見るとハケで引き伸ばしたような筆跡がよく分かる。最近になって美術展に少しずつ足を運ぶようになったけれど、制作者を含めた、作品を見た人の心が存在しないと作品はアートとして機能しないんだなぁと感じられる美術展で良かったです。
私はキャンバスに向かう作者の佇まいや存在を感じられる作品が好きだな。作品を作ることは基本的に孤独なのに、作品は常に誰かに向けられているという、メッセージがあるのが好き