美術展「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色(@渋谷ヒカリエ9F)に行ってきたよ。
ソール・ライターが歩んだ人生と現像技術の進歩を共に展示しているのが面白かった。最後のカラースライドも良くて我を忘れて没頭した。
ただ、彼の商業写真(ファッション写真)を、彼自身の色彩感覚の1つとして展示しているような感じはちょっとだけミスリードなような気がする(ファッションの写真はスタイリスト、ヘアメイク、デザイナー、編集、カメラマンなどによる複合作品だと捉えるべきだと思う)。
逆にストリートスナップは、人の生の、二度と訪れない、消えゆく愛おしい一瞬を捉える彼のセンスがよくわかって素晴らしい。ファッション写真でもストリートスナップでも、覗き見や鏡越しに撮る遊び心、撮影される側のふとした瞬間を捉える彼の眼差しは茶目っ気と愛情を感じられて良かったです。8/23(水)までやってるよー