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sankei.com/article/20241106-44
これはほんの一例だろう。 医療費7割を払わずに済むという巨大な権利を、事実上の本人認証無しで享受し続けてきた事自体がおかしいのだ。 マイナ保険証でやるかどうかは別としても、本人確認の厳格化は必要だ。


『巨額のデジタル利権絡みのマイナンバーは悪くない!医療費を払わない病人の奴らはケチだ、卑怯だ、医療なんか受けるな!けしからん!』という国民同士で分断させるミスリード記事に引っ掛かってますね。

誰もが公平に医療診察を受けられる社会主義国のキューバ🇨🇺では、厳重な本人確認なんかしません。

ソース元の産経新聞っていうのは自民党の広報機関誌なので、自己責任を押し付ける記事ばっかり書くんですよ。

キューバは、海外の人間ですらほぼ無料で医師に育ててくれる国です。 医師が立ち上げた共産主義国家は、その点、実に素晴らしいと思います。

しかし医療にカネが掛かる国では、どうしても誰かが医療費を賄わなければなりません。 それが1割とか3割負担で済むというのは、まさに個人が持つ巨大な権利です。
それを個人認証無しでやれば、医療財政は逼迫し、ひどければ破綻します。
今まで破綻しなかったのは、多くの人が善人だったからです。 しかし善人で無い人達の悪用が目立てば、負担の不公平感が増すだけです。

私は「マイナ保険証でやるかどうかは別としても」と書きました。 マイナ保険証のやり方はイマイチだと思っているからです。

しかし負担の公平感を担保し、医療財政を救うためには、何らかの「正しく使われるシステム」が必要です。

財源論と言われましても、財源無しでどうやって医療を維持するのですか。 米国みたいに完全に個人で全負担するのが良いのでしょうか。 私はイヤですが……。

民主主義と資本主義の組み合わせが最良とは思いませんが(特に資本主義は良くない)、
少なくとも民主主義においては、財源を主権者が見える・分かる形で再分配するのが国・自治体の仕事です。
認証の不十分さによる「財のタダ乗り」を許すなら、民主主義とも法治とも相容れません。
現行の健康保険証は性善説に強く依拠しており、もはや今の時代にそぐわないのです。

繰り返しますが、マイナ保険証が良いとは思っていません。 しかし現行の保険証は、それ以上に良くないのです。
件の産経新聞の記事は、そのひとつの実例を挙げているだけだと私は受け取っています。
(ちなみに産経新聞の読者投稿俳句は質が低いです)


マイナ保険証の問題点

これのどこが性善説の問題なのでしょうか。
医療を受ける権利は、国民の生存権です。

youtube.com/watch?si=rJ0Qgmqeq

youtu.be/j_EfKupPBXc?si=liuhFY

私がマイナ保険証を擁護しているかのように何度も仰っていますが、私はマイナ保険証を支持していません。 支持する書き込みがひとつでもありましたか?

再掲しますので、ご再読ください。
fedibird.com/@khurata/11344761

私が上の書き込みで申したのは、「健康保険の不正利用が容易なのは良くないので厳格な本人確認をすべき」「マイナ保険証でやるかどうかは別」の2点だけです。
マイナ保険証でやるべきなんてひと言も書いていませんし、マイナンバーカードの是非について触れてすらいません。

産経新聞がどうとか、自民党とか、私の事を勝手に想像して話を拡げるのはなぜですか?
私は特定の政党を支持しておりません。 過去には自民、共産、公明、参政に投票してきました。

私が性善説に基づくと言ったのはマイナ保険証ではなく現行の保険証についてです。
顔写真すら無く誰でも他人のものが使えるから、産経が報じたような不正利用が起きたのです。

黒猫探偵団(めぬまー)さんは、健康保険の不正利用を是認・推進したいのですか?
不正利用が簡単な制度では、国民が医療を受ける権利が脅かされるのですが、それは改善せず放置で良いのですか? [参照]

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