「偽情報の蔓延は原因ではなく結果」、つまり社会の問題により困難を抱えた人々が偽情報にすがるのは、そこにそういった人々の現実が反映されているからである、というのはわりとわかる気がする。偽情報が民主主義や社会にダメージを与えるか否か、与えるとすればどれだけ与えるか、だけでなく、「偽情報が存在して流布されているこの社会自体に『いま、ここにある』(そして偽情報の原因となっている)ダメージ」にも目を向けなければいけない、というか、端的に言うと「偽情報が社会なダメージを与える側面もあれば、偽情報自体が社会の抱えるダメージを表すひとつのかたちである側面もある」みたいな。
偽情報の社会的影響を巡って(八田真行) - エキスパート - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/dea5a78ec360ac306656259d9efa4ee245f4b791