トランスジェンダーについて、思い出した話。
サンプル数は二つと少ないけども、10~15年くらい前にWeb日記で、それぞれ別の人が書いた日記で、別の人もしくは出来事への反応だったけど、「お前がトランスジェンダーで体が男/女で体が女/男だとかみたいな話なんて知ったこっちゃない」みたいな反応を見た覚えがある。
当時の自分はそこまでトランスジェンダーのことを知らなかったもんで、「冷淡すぎやしないか」とは思ったけれと、格別の感情や考えを抱くことはなかった。でもいま思い返してみると、この「トランスジェンダーのジェンダーアイデンティティに対する『知らんがな』的冷淡さ」って、やっぱり今のトランスヘイトの根底にガッツリ横たわってるよな、と思える。

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多分に解像度の低い話になるけれど、今のトランスヘイトの基本は、お前の性自認なんぞ知らんがな+ノイジーマイノリティは黙れ、だと思う。
トランスヘイトに抵抗がない人は、トランスがジェンダーアイデンティティがーとか言わなければ(そして「肉体の性と逆の風呂やトイレに入りさえしなければ」)ここまで叩くことはない。叩くのはお前らが目立ち口やかましく騒ぐからだ、みたいなふうに捉えてるんじゃないか。つまり目障りだが何も言わなければ認めてやる、くらいの感じなのかな、みたいな。
まあそれが今までトランスジェンダーという存在が「なんとなく(いるだろうけど)いないか目に見えないところにいる」ことに【されていた】原因であって、そのことが今までの差別そのものであつたり、別のトランス差別を不可視にしてた原因だろうとは思うのだが。

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