「塩味」を伝えるときの「えんみ」で思い出したのが、親しい間柄を表すのに「ちかしい」という表現を使う人が最近ナニゲに多くないか、ということ。「ちかしい」(近しい/親しい)ってよっぽどのことがないと聞かない表現だった気がするのだよな。
べつに「えんみ」も「ちかしい」も日本語として間違ってはいない(たぶん)。違和感というよりかは「慣れなさ」がある。そして、戸惑いもありつつ、そのほうが「しおあじ/しおけ」や「したしい」よりも微妙なニュアンスが付与されるから使ってんのかな、という察しとともに受け取ってる、みたいな。なんというか、「わかる」よりも「わかりみがある」のほうがより同意の強い表現になる、みたいな。
そういえばひと昔前は語尾を半疑問形にする(のがイラッとくる)みたいなのもあったよね。