個人的に気になったのはティナ・エングホフの写真作品 社会福祉が行き届いてる印象のデンマーク並びに北欧での「孤独死」をテーマにしてる作品なんだけど(キャプション内容に言及あり)
キャプション内の「多様な社会福祉制度は人々の強い自立志向を支えるが、他者を頼る必要性を低くも感じさせ人と人との繋がりを希薄にする(要約)」の部分があまりピンとこず「???」になった 人を頼れないという心理やプライドは社会的構造からたしかに存在するが、それを社会的福祉の充実と繋げるのってどういう…?という 「福祉国家の構造的暴力性」という視点は抜け落ち気味なので関連書籍読みてえ〜になったし詳しい研究があるのかもだけど、少し説明不足では…?という印象だった
作品自体は怖くも爽やかにも受け取れるもので、「孤独死は孤独か自立か」という問いでおもしろいです あくまでキャプションに「???」になった話
あとこれは作者の展示的意図があるのかはわからないけど、孤独死した部屋の元住民、圧倒的に男性が多かった…いや意図してるかわからんけど、もし意図してるなら高齢男性のコミュニティの作れなさ・外野への頼れなさはどの国でも課題なのかも…