日本で「ゾンビ企業」が急増しているウラにある、経済の間違った考え方…本当に必要な政策は? gendai.media/articles/-/124247

日本では「企業が雇用を守る」という誤った認識が浸透している。本来、労働者を守る責任は政府が有するのだが、政府がその役割を放棄し、企業に押し付けた形になっている。

日本では企業の新陳代謝を活発にせよ、という意見を述べると、「雇用を犠牲にするのか」「企業を支援しないと雇用が失われる」といった批判が寄せられるが、これは明らかに順序が逆である。企業を守って労働者を保護するのではなく、政府が労働者を守り、企業は徹底的に競争させるのが正しい姿である。

政府が行うべき対策は…過剰な企業支援をやめて企業の新陳代謝を促すと同時に、シワ寄せが行く労働者に十分な支援をする政策パッケージである。…雇用保険の給付はもちろんだが、もっとも重要なのは、労働者に対してITなどスキル獲得機会を無償で提供することである。

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