本を「買う」という行為は大正時代の全集、円本文化や高度成長期の百科事典ブームあたりで実は終わっていて、雑誌なんかもバブル期が終わると勢いを失ったしもうここ30年くらいかけてそもそも雑誌も含めて「字を購入して読む」文化自体が廃れてきている気がする。
レコード、CDなど音楽メディアやDVD、BDなど映像メディアまで、「所有する喜び」みたいなものが価値を失って、一過性の「消費」されるものになり、月額課金で読み放題聴き放題見放題の対象になっている。
一過性の娯楽といえばテレビ・ラジオメディアが登場時はそれだったけど録音、録画機器の登場でそれすら「所有」されるものになり、そしていままた一過性の娯楽に戻った。一番古い書籍も、そうなっていくのかもしれない。 [参照]