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 加藤夢三『並行世界の存在論 現代日本文学への招待』。ミステリーやSF、アニメなんかを扱いながらしれっと「日本文学」といってしまう部分に結構な野心を感じつつ、「並行世界文学」史的なありそうでなかった論述になるほどなーと勉強になる読書であった。
 ただ、自分の中に意外と「並行世界」的なものに実存的な関心が薄いところがあるような気もしはじめている。(「生まれ変わるならどんな風になりたい?」という質問をされても、「自分が自分である以外のことが想像できない」と感じてしまうところがあり、意外と自分は「この自分」という土台が強いところがあるようにも感じている)

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