水星の魔女に限らず、日本のエンタメコンテンツにおける同性ロマンス匂わせは「BL/百合愛好者」を釣るのが目的であって、クィアは端から視界にない(見えてないからそもそも釣る気もない)のでクィアベイティングにすらなってないというのが正確なところなんだろうな…(という話を別ジャンルの件で過去の自分がしていたのを発見した)。BL/百合愛好者の中に少なからず当事者がいることを想定していないというか。実際ファンダムの主流は異性愛規範を内面化している層だとは思うけど(悲しいね)
企業側としては「BL/百合をフィクション(ファンタジー)として消費する層」を釣るのが目的であって、当然ながら同性愛者のrepresentationなんか考えてもいないし、家父長制や異性愛規範を脅かす言動は許容できないから「解釈」とか言い出す、ということなのだろうという分析はできるけど、結論としては「ふざけんなボケ」ですわね
こないだの赤ブーのJUNE BRIDE FESにしても、プライド月間に同性間の結婚式を模すようなカプオンリーを無邪気に開催するのも、そのくせ参加者ともども現実の同性婚に無関心なのも同じ理屈なんだろね
この「そもそもクィアベイティング以前の問題ではないか」はバディミの時にずっと考えていて、明らかにラブロマンスの文脈で描かれているモクマとチェズレイの関係を頑なに明言しないのはクィアベイティングと批判されても仕方ないだろうと思っていたら、この2人のCPのファンダムすら「明言されないからこそ良い」とする声が少なからずあって困惑したのだけど、今回の水星の魔女で公式サイドに恭順するファンダムを見てなんとなく腹に落ちた感じ
任天堂は欧米市場のシェアが多いから多様性を謳いつつも根が保守的な企業なので(FE風花雪月あたりやってるとわかりやすい)、モクマとチェズレイに関しては明言をしないことでゴーサインを貰えるギリギリを攻めたところはあるだろうな…という邪推もしているけど、結果として追加情報が出れば出るほどクィアベイティングと言われても仕方ないなと思う。今後明言されることがまったく期待できないので…
バディミに関しては風花雪月よりはマシ(風花雪月の同性婚設定がダメすぎるため)と思う部分とここまで来たら明言したほうが良かったのに絶対しないもんな〜という落胆と両方ある
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