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レ・ミゼラブル 

僕はだめだった。ぜんっぜん入れなくて…ああ無情。涙
陰惨なまでの不幸が描かれてるのはわかるものの、特に女性キャラの心情や言動にリアリティを感じることができなくて。

全体的に感じてしまったのは、女性は情が薄くその場限りの感情で動くもの、という作者の偏見の激しさ。理解し合えるのは男だけ、という前提の根強さ。
あまりに貧しく不幸だと学ぶ機会も得られないから、って意見もあるかもしれないけど、不幸で無学なのはジャン・バルジャン自身も一緒なわけじゃん?
主人公だけがそんなに特別であってたまるか。

僕には作者の偏見の表出にしか見えない女性キャラの言動が要所要所に出てきて、物語の筋をすら左右していくものだから、何度も絶句して立ち止まり、ここは目をつぶろう、こことそこは考えまい、…とやりつつ読み進むうちにすっかり疲弊した記憶。
僕にとっては資料的価値という感じの小説だったなあ。正直なところ。

勧めてくれた人が偶然にもわりと男尊女卑とかの問題に厳しい人だったから、そのへん気にならなかった…?と聞いてみたけど、読んだの昔だからかそこまで気にならなかったって話だった。
僕はひいひいいいながら読み終えたときにはちょっと義憤すら感じてしまっていたけど。
世間的にはあまり問題視されてないみたいで、気になるところ。

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