このテキストに対して批判もあるようだけど、相談者を受け止めることから始めないと相談は成り立たないという前提は大事だと思う。
あと生きることの意味の有無、仮にあるとしたらそれは何か、といった曖昧なトピックを曖昧なまま考察、説明できることを僕はその人の知性の強さだと思っている。
不確かなことを不確かなままに語れるということが。
「不確かなんだから語ってもしょうがない」
「もともと意味なんかない」
といったそれらしき結論だけを振りかざすことに何ほどの意味があるだろう?
どこまで行っても一人合点じゃないか。
その点で鴻上さんはやっぱりえらいんだろうな、と思っている。