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仮面ライダーで、大人の暴力と性暴力を描くのはやめてほしい 

僕にとって特撮ヒーローは心の安全地帯なので、その中に現実の暴力が表現されているのがすごく嫌......

昨年「仮面ライダーギーツ」の最後の敵はヤクザで、警棒で女性を脅しつけるシーンなどがあり、非常に嫌な気持ちになった。「ギーツ」はデスゲームを題材にとった、明らかに子供を眼差していない内容ではあったのだが、一線を超えていると思う。今年の「仮面ライダーガッチャード」はさらに悪化しており、学園生活を舞台にした明るくて軽い話なのに、ヒロインを誘拐して性暴力を匂わせる男がカジュアルに(ザコ敵として)登場するなど、基本的な倫理観が劣化していると思う。

ということで、改めて1987年「仮面ライダーBlack」を見ているんですが、こっちにも政治家の腐敗や、怪人による殺戮などの残酷シーンがある。あるが、「怪人が人を襲う」ことと「人が悪意を持って人を襲う」ことの表現の質的な違いは大きいと感じた。Blackは、少し安心して見られる上品な怖さ、現実との接点に思いを馳せられる余裕を持った怖さだと思う。

つまり令和ライダーの安っぽさが、心理的安全性を失わせているのかもしれない。制作陣は、何が許されるのか葛藤しながら演出できているのだろうか?

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