それにしても無線LANのバンドステアリングとかいう害悪機能、有効に使える事例があるんだろうか。
DHCPv6-ND(NDという呼び方があったかどうかは覚えてないがNeighbor Discoveryのこと)との違いは、Prefix(RA)を受け取ったノードそれぞれで128ビットのIPv6アドレスを生成してDHCPサーバでアドレスとMACアドレスの組み合わせを管理することで、DHCPv6-PDとの違いはアドレスを誰が生成するか、RAから生成する128ビットのアドレスは(昔は)MACアドレスと組み合わせていたので、MACアドレスが知られていると直接外部からアクセスできるという脆弱性に近い形だったこと。
とはいえ基本的にネットワークは繋げることを目的にしていたので、IPv6で外部から接続できるようにして必要ならノード側でパケットを落とすという設計も危ないけど理解できなくはない。ただセキュリティを担保するという前提の現代だとちょっと難しいかなと言うところ。
2.4GHz帯と5GHz帯を動的に切り替える(切り替えてしまう)バンドステアリング、2.4GHz帯は電子レンジ、Bluetoothというありふれたライバルが居るせいでチャンネル内での押し合いへし合いが激しいのに「5GHzちょっと弱いな〜2.4GHzに移動すっか」で飛んで火に入る夏の虫機能が有効に使えるのは5GHz帯と6GHz帯でまとめる時くらいでは?
せめて2.4GHz帯でやるならSCTPみたいに複数のインターフェイスで一つのアソシエーションを作っていて、どっちかが切れても切断されないレベルのトランスポート層を使ってる時じゃないと通信切断マシンにしかならない。