「陸路(スピルオーバー#1)」 at アートセンターBUG
これは大変な現場よ。心臓への負担が。
むちゃくちゃ面白かったけど。あのロケーションでアレはエグい。
東京駅近くのオシャレなカフェの隣でやっていた、「陸路(スピルオーバー#1)」。素晴らしく破天荒。
頭と体がおかしくなりそう(なった)。おかげで、この後日暮里に行くはずが間違って東北線で尾久に行ってしまうという失態を。
以下ネタバレ。観てない人は読まない!
あからさまに性的なイメージが強調されている。
フラッシュの後で音とともに射精され(あふれ)るもみがら。この物体は、乳房?ペニス? 母乳? 精子?
「spillover (あふれる)」からは程遠い大音量で混ぜられた音のかたまり。穴の中から聞こえてくるので、ある種の「あえぎ声」なんだろうか。
もみがら放出の後、数分間の「何も起きない時間」がある。いわゆる「賢者タイム」というやつだろうか。
キュレーターのコメントには性的なことなど何も書いていないが、真っ白なデカい箱の中で立ちっぱなしでこの音を浴びていると、音と戦っている頭がクリアに考えられない。バカになれと?
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ちなみに、壁を隔てた隣は大通りに面したオシャンティなカフェ。でも展示の爆音は完全にカフェにspilloverしているので、訳わからん爆音が聞こえているであろう、お茶を飲んでいる若いカップルの背中を観ていると、ヨロシクない笑いが込み上げてくる。
ろばと氏の展示いろいろ観てきたがダントツ。