』 at テアトル新宿
遂に劇場公開の本作を1年ぶりに。花道で踏ん張るかの如き山本奈衣瑠の「道行き」ムービー。
踏切を通過する電車の窓に映った監督のショット、なんと偶然だったのか。最初観た時はとんでもないことを考えるなと思った。全編通してとんでもないけど。

蘇鈺淳『走れない人の走り方』。
ニェンガオの目線ショット、「撮りたいなあ」の桐子のアップ、桐子父の車輪越しのアップ、監督自身のアイリス・アウト。いいねえ。
パンフにある撮影日記がそのまま劇中とオーバーラップしてて笑ってしまう。
1年前に書きなぐった感想↓
twitter.com/jindongKT/status/1

4度目の、蘇鈺淳『走れない人の走り方 』 at 横浜シネマリン
アフタートークが終わって退場する時、本作のラストカットがまるっと蘇るという稀有な体験。
『オーファンズ・ブルース』で卒業制作映画の当事者だった窪瀬環さんと村上由規乃さんが、この「映画を作る映画」に出演してるのが俺的にツボ。

蘇鈺淳『走れない人の走り方』雑感。
映画館のファーストカットが黒、青い車、赤い服の村上由規乃、グリーンバックの緑と、リアルのバス車内のシーンまでの面白い色使い。→

フォロー

最初の村上由規乃の横顔のアップ、山本奈衣瑠の「撮りたいなあ」の青いアップ、自転車の車輪越しの谷仲恵輔のアップ。でも、監督の「笑ってえ」に応えて歯を見せる男の子(たぶん素人)のアップは、映画の外から不意に覗きこまれるような仰角カットが素晴らしい。

2019年に、俺がスクリーンで一番多く観た役者は窪瀬環さんだったので、その方のサインをいただけたのはうれしい。片山亨監督新作が待たれるところ。

気になったもの。
窪瀬さんの白いG-SHOCKらしきごつい腕時計、山本奈衣瑠さんの部屋にあった今井俊介、大道具のデカいだるま、谷仲さんの焼きそばの見事な手さばき(取り分けた後も火を消さずに炒め切って残りをよそう)。

「走る」シーンが多分1度しか出てこない「走る」映画。ヘンテコオブヘンテコ。

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