ほに『穴を埋める』(13番館)読了。
『このゆるい歯茎は私のせいじゃない』の続き。
やはり1日も欠がない(多分)。
書き出しは去年の8月なのに、伝わってくるのは暑さ(たしか去年も猛暑だったはず)じゃなく作者の冷たい手の温度。
River Coffee & Gallery での展示が本書のクライマックスだろうか。トリプルファイヤーを紹介する元上司、いいねえ。俺は初期の「富士山」が好きです。
「日記で指される「私」が自分であったかもしれない可能性を担保されたい。あなたとわたしが解り合えないことを、はなから宣言されたくない」
この人は文才があると思う。