劇場版ゴミ捨て場の決戦(ネタバレ感想)
原作で1番好きな試合なので映画作画で映像化されてよかった…音駒戦はラリーが続くから動画映えするし、中でも夜久さんのレシーブかっけえ…レシーバーで1番好きかもしれん。原作10巻無料公開中に10巻まで読む→アニメで続きを見る とやっていたので、アニメ見てから原作を読んで結構印象違うな、と思うこともあったんだけど(悪い意味ではない)、これは先に原作を読んでいてよかった…。「漫画を映像化する」という意味をめちゃめちゃ感じた。コミックス4冊半を映画尺の85分に収めるにはどこかしらカットしないといけなくて、じゃあどこをカットするかというと全体から程よく搔い摘むのではなく、テーマを絞ってバッサリカットしての再構成…しかも主人公チームじゃなくライバルチームを主役にする勇気よ。原作が烏野視点とするなら映画は音駒視点。烏野側のモノローグは極力省かれていたと思うので、映画で1番セリフ量が多かったの研磨では?好きなシーンがカットされていたり(影山が研磨のトス回しに素直に感心するところ好き)、ここの見せ方は漫画の方が好きだなと思うところもあったけど(1か所だけ解釈違いはあった)、アニメ化において漫画をそっくりそのまま映像にするよりは新しい視点で見せてくれる方が好きなので良かったなと思う(こういうやり方で失敗する漫画原作アニメもないことはないが…)。特にラストのラリーを研磨視点にしたのが体力も限界の中、夢中になってボールを追い続けて見た一瞬の白昼夢と共に終わる現実、っていうのが良かったな…。原作では「誰のものでもない誰もが見た記憶」だったのが「研磨の記憶」になることによってあの試合の終わりが映える…。そしてまたね、で終わって入るエンドロール。ああ~~~~映画館で見たかったな~~~おれが都会に住んでいないばかりに。。。大胆な映像化だなと思ったので好き嫌い分かれそうだけどわたしは好きでした。月島蛍のオタクとしては、烏野が「フォーーー!!!」とやってる輪から一歩引くところとかブチ切れながら黒尾に文句言うところがハオでした。 #アニキュー感想