今学期の授業で美術史におけるジェンダースタディーズとポストコロニアリズム概論をとっているんだけれど、学生の中になんというか、BLMの時にall lives matterと主張する。女性研究者のアカデミックでのキャリア構築の問題はお手伝いさんを雇えば解決。という考えの学生が居て。
もともと70年代、80年代頃に現役で男性社会に混じってキャリアを重ねてきた。という年代の学生で。(美術史学部は学部の性格的に退職後にセカンドキャリアで大学に学びに来ている学生が多く、かなり平均年齢が他学部と比べて高めの傾向がある。親世代の同級生とかざらにいる。)
恐らくフェミニズム運動を間近で体験してきたし、当時からのフェミニストという事もあり得るのだけれど。
ただ、男性が多い業界にいたのか男性社会に迎合して溶け込む形で生き抜いて来たのかもしれない。と思わせる人で。
この授業がこれまでの辛さを軽くするものであってほしいなぁと…