人に対する執着について① 

推しからブロックされて苦しんでいる大学生、しゅんきさんのブログを読んだ。

私自身が推し活をしたことはないが、ブログの内容に強く共感するところがあった。

他者に対する執着心を制御できない苦しみが、自分の中に存在することである。

note.com/syunki0910/n/n0bbc0a2

好きな人にブロックされたとする。大多数の人は、拒絶された現実に苦しみながらも、自分なりに気持ちを切り替える方法を模索して、対象から自然な形で距離をとることができると思われる。

それができなければ、相手への執着心となって、自分も相手も苦しめることになる。

しゅんきさんが耐えがたい苦しみを感じているのは違いないが、社会生活に支障をきたしているという点では、私は彼より一段重症だ。

一度好きになってしまうと、その人のことが頭から離れなくなってしまう。

結果として私は、職を失い、家族や支援者、少数の友人以外との人間関係をシャットアウトするしかなくなった。




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人に対する執着について② 

実は、仕事をしたい意欲…もっといえば、人と積極的に繋がって、おのれの社会性を高めたい願望がある。

しかし、また別の誰かを好きになってしまうこと、その結果相手から拒絶されることを恐れて、自分だけの閉じたの世界から抜け出すことができなくなっている。

趣味や仕事に打ち込もう、という一般的なアドバイスは、執着の鎖にからめとられた心に対しては、無意味だった。

人に対する執着は、無意識の自分による自傷行為の一つと考えている。( 理論でいう、豊かな人間関係への抵抗。)

持続する苦しみから簡単に逃れるすべは、今のところ存在しないように思われる。

(本投稿で参照したしゅんきさんの初期の投稿では、一般的に言って道徳的に問題と思われる言動も語られている。しかし、現在、彼はたくさんの人の助言を受け入れ、推しに対しての過ちを反省している。そのため、それらについては特に言及しない。)




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