ペペちゃんの成長なんだけど
ペペちゃんは18歳になるころにはデイビットの身長越えてるんだけど、残念ながら勃起もしなければ精通もないと言うこれは病気根間違いない…と言う状況でこんなんじゃえっちどころかデイビットに嫌われちゃうかも、って初体験予定日(デイビットの18歳の誕生日)にアシュとかテスカんとかに相談して、諭されて、最終的にデイビットに私実は…とか話すんだけどそんなこと言われた日には多感なお年頃のデイビットは相談内容だけで下半身をクッションで隠す羽目になるんですよ。精神的なことを言うべきか気にするなと言うべきか悩んで、とりあえず見せてくれないかとか言っちゃうデイビットくん17歳。頷いちゃうペペちゃんは18歳。お年頃ですから。お誕生日まであと一か月、二人は貞操を守れるのか。ちなみにデイビットくんはもう婚姻届けを用意している。
伝奇デイペペ没の針千本…
妙漣寺の足を撫でてから、デイビットは立ち上がった。少し困ったように視線をさ迷させる妙漣寺の小指に、自分のそれを絡ませた。
「ゆーびきーりげーんまーんうそついたらはーりせーんぼんのーまーす!」
「あ……。ゆ、指切った…」
「嘘ついたら飲ませるよ」
「で、でも…」
妙漣寺は、うろうろと視線をさ迷わせていた。嘘をついている、と分かりやすいその表情を、デイビットはじっと見つめる。デイビットの視線から逃れようと、妙漣寺は顔を逸らせた。赤く染まっている頬に、デイビットは手を伸ばす。
「妙漣寺」
「嘘、ついてないわ。ついてない…」
「針千本のーまーす」
「ついてない…っ」
妙漣寺の頬を両手で挟んで、デイビットは大きな碧眼を見つめた。返ってこない視線に唇を尖らせ、ぐっと顔を近づける。むにゅ、と唇を押し付ければ、妙漣寺の体が小さく跳ねた。デイビットが妙漣寺に飲ませる針は、いつだってキスだ。隠し事をしがちな妙漣寺は、今まで何回もデイビットに針を飲まされていた。
「や、やだ…ついてない、嘘なんて…っ」
もう一回、もう一回と、デイビットはくっつけるだけのキスを何回もする。唇を押し付けるたびに、妙漣寺の反論が小さくなっていく。キスが10回目を数えると、瞳を潤ませた妙漣寺がごめんなさい、と呟いた。
ペペさん受が好き。